日々の花 004 (05月30日)
日々の花の第四回目です。溜っている写真の中から選定していきますが、基本的には植物全体の姿と近づいて花を撮影したものの二つを基本として掲載しようと考えています。
本日(05月29日)は、ハマナス、チャイナローズ、ヤマブキ、フェイジョア、西洋シャクヤクを掲載します。
ハマナス
ハマナス(浜茄子)はバラ科バラ属の落葉低木で、北海道、茨城県以北の太平洋岸、山陰地方以東の日本海岸に自生しています。寒冷地で生育する貴重な花木として特に北海道では広く利用されています。耐寒性、耐潮性に優れており、バラの台木に使われるほど強い性質を持っていますが、分布域から分かりますように暑さにはやや弱いです。
拡大した花
チャイナローズ
チャイナローズは中国原産のバラ科バラ属の常緑低木で、中国のロサ・キネンシスを起源としたバラの品種群です。ロサ・キネンシスは完全な四季咲き性を持っており、その性質ゆえにヨーロッパで様々な交配が試みられた結果、現代のバラの品種群の誕生に大きな貢献をしています。現在では当たり前の「四季咲き」という性質ですが、その起源の1つはこのチャイナローズにあると言われています。
花色は淡いピンクから濃い赤まで様々で、香りの強弱にも幅があります。ほとんどが木立性のブッシュローズ樹形ですが、つるのように枝が伸びる品種も、少しあります。
拡大した花
ヤマブキ
ヤマブキ(山吹)は北海道南部、本州、四国及び九州に分布するバラ科ヤマブキ属の落葉樹で、湿気を好み、山野の林縁や低山の水辺や崖地などに群生しています。「山吹色」の語源となった花で、春になると深みのある黄色い花を咲かせますが、写真のものは八重咲きの品種です。
拡大した花
フェイジョア
フェイジョアは、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル南部原産のフトモモ科アカ属の常緑低木で、果物として食用に栽培される他、庭木や生垣用としても評価が高い樹木です。フトモモ科の熱帯果樹としては珍しく-10℃ほどまでの耐寒性があります。
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西洋シャクヤク(ボタン)
西洋シャクヤク(芍薬)はボタン科ボタン属の多年草で、初夏、大形の紅・白色などのボタンに似た花が咲きます。アジア大陸北東部が原産で、花は一重、八重があり、花色もさまざまで、多くの園芸品種があります。日本には古く中国から渡来し、薬用、観賞用に栽培されています。ボタンは樹木ですが、シャクヤクは草本です。
拡大した花









