海岸段丘の農園日誌

湘南の海岸段丘の一角に借りている家庭菜園などで行っている色々な活動を記録しています。

日々の花 014 (06月27日)

 日々の花の第十四回目です。本ブログには日々新たに撮影した写真の中から選定していきますが、基本的には植物全体の姿と花に近づいて花を撮影したものの二つを基本として掲載しています。
 本日(06月27日)については、ケコンロンカ、マドンナリリー(ニワシロユリ)、アメリカヤマゴボウ、アガパンサス、リュウキュウアサガオ、ムクゲを掲載します。


 ケコンロンカ
 ケコンロンカ(毛崑崙花)はアカネ科コンロンカ属の常緑半蔓性低木で、中国南東部、ベトナム、台湾などに分布しています。散房状に先端が5裂した小さな黄色い筒状 花を咲かせますが、花より白い萼苞の方が目立っています。小枝や葉、根は薬の原料とされ、コンロンカ(崑崙花)と似ていますが、本種は茎葉に微細毛があることで区別されています。


 ケコンロンカ 花


 マドンナリリー(ニワシロユリ)
 マドンナリリー(ニワシロユリ:庭白百合)はユリ科ユリ属の植物で、原産地はバルカン半島や中東です。3000年以上前から栽培されており、最も古い園芸植物の一つされており、キリスト教などの多くの文化にとって大きな象徴的価値を持っている植物です。


 マドンナリリー(ニワシロリリー) 花


 アメリカヤマゴボウ
 アメリカヤマゴボウ(亜米利加山牛蒡)はヤマゴボウ科ヤマゴボウ属の多年草で、名前の通り北アメリカ原産で、日本では明治時代初期以降に渡来して各地で繁殖している帰化植物で、市街地の空き地や造成地、庭などで見られます。
 アメリカヤマゴボウは有毒植物で、植物体全体にわたって毒があり、果実も有毒です。


 アメリカヤマゴボウ 花


 アガパンサス
 アガパンサスはヒガンバナ科アガパンサス属の多年草で、南アフリカが原産です。別名はムラサキクンシラン(紫君子蘭)です。アガパンサスは初夏に光沢と厚みのある葉の株元から花茎を立ち上げて、花火のような形状の花が開花します。性質は大変丈夫で育てやすいため、公園や花壇の植え込みなどによく植えられています。性質は冬でも葉が枯れない多年草タイプと冬は地上部が枯れる宿根草タイプ、その中間型があります。


 アガパンサス 花


 リュウキュウアサガオ
 リュウキュウアサガオ(琉球朝顔)はヒルガオ科サツマイモ属の多年生草本で、熱帯アメリカ原産ですが、世界中の熱帯、亜熱帯地域に分布しています。別名はノアサガオ(野朝顔)と言われ、日本でも沖縄地方では海岸付近に旺盛に繁茂しています。一年草のアサガオと比べて格段に強健で、10数mもつるを伸ばします。開花期間は長く、霜が降りる11月まで咲き続け、10月上旬ごろに花数が最も多く、美しくなります。3~8個の花を房状につけ、しかも夕方まで咲き続けます。繁殖力もきわめておう盛で、地表面付近からランナーを出し、広がっていきます。


 リュウキュウアサガオ 花


 ムクゲ
 ムクゲ(木槿)はアオイ科フヨウ属の落葉低木で、中国が原産の花木で、韓国の国花としても知られています。日本には平安時代以前に渡来し、古くから庭木や生け垣として栽培されてきました。ハイビスカスなどと同じフヨウ属ですが、フヨウ属のなかでは寒さに強いため、世界の温帯で広く育てられています。日本では江戸時代から多くの品種が作出され、花弁は五弁の一重、八重、半八重咲きがあり、色はピンク、白、紅紫、水色などがあります。
 夏から秋にかけてずっと咲いているような印象ですが、花の一輪一輪は一日で散る「一日花」です。次々に開花するため木全体としての花期が長く、主な開花期は8~9月で、時間が早いほど花は色鮮やかです。


 ムクゲ 花

×

非ログインユーザーとして返信する