日々の花 020(08月02日)
日々の花の第二十回目です。本ブログには日々新たに撮影した写真の中から選定していきますが、基本的には植物全体の姿と花に近づいて花を撮影したものの二つを基本として掲載しています。
本日(08月02日)については、ダリア、コスモス、センニチコウ、ナスタチウム、ネギニラを掲載します。
ダリア
ダリアはキク科ダリア属の多年生草本植物の総称で、「ダリア」の名はスウェーデンの植物学者でリンネの弟子であったアンデシュ・ダール (Anders Dahl) に因んでいます。原産地はメキシコからグアテマラの高地で、江戸時代末期にオランダから渡来して、和名は花の形がボタンに似ていることもあって、テンジクボタン(天竺牡丹)と呼ばれていました。
ダリアは丈夫で栽培が容易で世界中で栽培されており、新品種も毎年発表されて、これまでに作られた品種は3万以上になると言われています。
ダリアの花
コスモス
コスモスはキク科コスモス属の一年草で、正式な和名はオオハルシャギク(大春車菊、大波斯菊)ですが、一般的にはコスモス、アキザクラ(秋桜)とも呼ばれています。原産地はメキシコで、17世紀にヨーロッパにもたらされ、日本には明治の初めに渡来して、秋を代表する草花となっています。
コスモスは日が短くなってから開花する短日植物ですが、最近では日の長短に関係なく開花する品種もつくられています。
コスモスの花
センニチコウ
センニチコウ(千日紅)はヒユ科ゴンフレナ属の春播きの一年草の園芸植物として栽培されています。原産地は熱帯アメリカで、日本には江戸時代前期に渡来したとされます。
センニチコウの仲間は、花そのものではなく紫やピンク、白、黄、赤に色づく苞を観賞しますが、暑さと乾燥に強く、日本の夏に適した性質で、庭や花壇、鉢などで長期間咲き続けます。センニチコウの仲間は種子から育てますが、発芽には比較的高温が必要で、5月頃が種蒔きの適期になります。
センニチコウの花
ナスタチウム
ナスタチウム(キンレンカ:金蓮花)はノウゼンハレン科ノウゼンハレン(キンレンカ)属の一年草で、アンデス山脈などの熱帯高地原産で、美しい花を観賞するためや茎葉や花をハーブとして食用にするために栽培されています。
ナスタチウムは、ハスのような丸い葉をつけ、金色の花をつけることから、金蓮花(キンレンカ)と呼ばれるようになりました。葉、花、果実、種子は辛みと酸味があって食用になり、サラダや彩りによく利用されます。独特の香りでアブラムシを遠ざけるといわれ、コンパニオンプランツとして利用されることもあります。
ナスタチウムの花
ネギニラ
栃木県農業試験場で開発されたネギとニラの交配種で、宇都宮の「新里ねぎ」を母、ニラの「きぬみどり」を父とする胚培養で作出されたものです。ニンニク風の香りでギョウザの具にぴったりで、葉の断面が半月状になります。
胚培養の植物ですので、花は咲きますが種子はできません。従って、ニラのように分けつしたものを株分けして増やします。
ネギニラの花









