日々の花 024(08月24日)
日々の花の第二十四回目です。本ブログには日々新たに撮影した写真の中から選定していきますが、基本的には植物全体の姿と花に近づいて花を撮影したものの二つを基本として掲載しています。
本日(08月24日)については、ヘクソカズラ、ニチニチソウ、タカサゴユリ、ルリマツリ、スウィートバジルを掲載します。
ヘクソカズラ
ヘクソカズラ(屁糞葛)はアカネ科ヘクソカズラ属の蔓性の多年草で、本種は日本の在来種で、ほぼ日本の全土に、さらに東アジアに分布しています。日当たりの良い山野や藪、草地、道端、公園などに自生し、街中から山地まで至る所でよく見られます。
ヘクソカズラの名前の由来は、葉などをつぶすと強い悪臭を放つことから「屁糞(へくそ)かずら」と名付けられたものです。傷つけると全体に特異な悪臭がありますが、傷をつけなければ悪臭はありません。
ヘクソカズラの花
ニチニチソウ
ニチニチソウはキョウチクトウ科ニチニチソウ属の一年草で、初夏から晩秋まで次々に花が咲くことから、日々草と名付けられています。原種はマダガスカル原産で、匍匐性の小低木で、熱帯では多年草になります。耐寒性のないことから、日本などの温帯地域では一年草として扱われています。現在の改良された観賞用の品種は直立するようになったものが多いです。
ニチニチソウの花
タカサゴユリ
タカサゴユリ(高砂百合)はユリ科ユリ属テッポウユリ亜属の多年草の球根植物で、その名前は台湾を意味する古い名称である高砂国に由来します。
台湾固有種で、19世紀にイギリスに導入され、日本では1924年に園芸用に移入された帰化植物として全国に分布して、海岸線付近から低地、高山帯に至るまで生育しています。さらに、本種はテッポウユリとの交雑種が多くまた変異も起きやすいと考えられていますが、テッポウユリとの類似性から日本ではホソバテッポウユリ(細葉鉄砲百合)と呼ばれる場合もあります。
タカサゴユリの花
ルリマツリ
ルリマツリ(瑠璃茉莉)は南アフリカ原産のイソマツ科ルリマツリ(プルンバゴ)属の多年生低木です。ルリマツリの名前はジャスミンの別名の茉莉花(まつりか)の花に形が似ている瑠璃色の花ということで、ルリマツリと呼ばれるようになったと言われていますが、淡いブルーや白い花のものもあります。
花びらは5枚で、2㎝ほどの小さな花が房状に集まって咲き、6月頃から10~11月頃まで次々と花を咲かせる熱帯花木ですが、弱いながらも耐寒性があって関東以西の日当たりの良い所では越冬しています。
ルリマツリの花
スウィートバジル
スウィートバジル(メボウキ(目帚))はインド・熱帯アジア原産のシソ科メボウキ属の多年草ですが、日本では越冬できないことから、一年草として扱われています。
「バジル」と呼ばれるハーブには、およそ150種類の栽培品種があるといわれており、中でも最も一般的でよく利用されているバジルの品種がスウィートバジル(メボウキ)です。バジルの仲間の香りの主成分はメチルカビコール(エストラゴール)、リナロール、シネオール、オイゲノールで、刺激性は低くて生でも食べることができます。トマトを使った料理によく合い、胃腸を整えたり、食欲増進の作用があります。
スウィートバジルの花









