海岸段丘の農園日誌

湘南の海岸段丘の一角に借りている家庭菜園などで行っている色々な活動を記録しています。

日々の花(034)(10月28日)

 日々の花の第三十四回目です。本ブログには日々新たに撮影した写真の中から選定していきますが、基本的には植物全体の姿と花に近づいて花を撮影したものの二つを基本として掲載しています。
  植物の判別はスマホアプリのPicture Thisによる判別機能を中心にしており、その他の判断材料については、みんなの趣味の園芸(NHK)、LOVEGREEN、庭木図鑑植木ペディアなどを主に利用しています。当該植物の様々な説明についてはWikipedia、みんなの趣味の園芸(NHK)、Picture This、LOVEGREEN、庭木図鑑植木ペディア、コトバンクなどに記載されているものを参考にして、自分なりの文章にした上で記載しています。
 本日(10月28日)については、キンモクセイ、アスター、ハリマツリ、アオバナフジバカマ、エリカ・バーシカラーを掲載します。


 キンモクセイ
 キンモクセイ(金木犀)モクセイ科モクセイ属常緑小高木で、中国原産でモクセイ(ギンモクセイ)の変種で、庭園樹や街路樹などとして植栽に使われています
 秋に橙黄色の花を咲かせて甘い香りを放ちますが、ジンチョウゲ、クチナシと合わせて、日本の三大芳香木のひとつとされています日本には江戸時代初期(17世紀)に雄株だけが渡来してきたため、挿し木で北海道と沖縄以外の日本中に増やされたもので、日本には自然の分布はありません。


 キンモクセイの花


 アスター
 アスターはキク科カリステフ属の一年生あるいは宿根性草本で、ユーラシア大陸(中国)が原産地で、日本には江戸時代に渡来して、その後様々な改良が行われた園芸植物の一つです。
 一般的には春に種子を蒔いて夏から秋に花を咲かせますが、お盆の頃に咲き、また切り花として日持ちも良いことからこの時期の供花として利用されることが多く、仏花としてのイメージもあります。実際には、赤・ピンク・白・青・紫など多様な花色と合わせて様々な場面で楽しまれています。
 アスターの名は花の形が星形であることに由来しており、日本では「エゾギク」という名前でも呼ばれてもいます。本種は古くはアスター属に分類されていたので、今でもその名残で園芸上ではアスターと呼ばれ続けており、現在はアスター属ではなく、カリステフ属に分類されています。


 アスターの花


 ハリマツリ
 ハリマツリ(玻璃茉莉)はクマツヅラ科デュランタ(ハリマツリ)属の熱帯性の常緑低木(日本では寒さのために落葉)で、原産地は米国フロリダ州からブラジルにかけての熱帯アメリカで、日本には明治時代中期に渡来しています。
 沖縄ではタイワンレンギョウ(台湾連翹)と呼ばれて、生け垣などによく使用されていますが、本土でも流通名はタイワンレンギョウの名前がしばしば使用されています。


 ハリマツリの花


 アオバナフジバカマ
 アオバナフジバカマ(青花藤袴)はキク科コノクリニウム属の多年生草本で、アメリカ東部から中南部原産で、観賞用に栽培されています。日本に渡来した時期がいつなのか分かりませんが、一部地域では逸出して野草化しています。
 名前はフジバカマ(藤袴)に似て、青色の花を付けることに由来します。販売などで使用されている流通名のユーパトリウムは、以前に使用されていた属名のユーパトリウム(フジバカマ)属に由来しています。


 アオバナフジバカマの花


 エリカ・バーシカラー
 エリカ・バーシカラー(エリカ・ウエルシコロル)はツツジ科エリカ属の常緑低木で、南アフリカ原産で、高さは直立して1.2m程度になります。
 エリカ・バーシカラーは美しい花を咲かせ、鉢や庭、あるいは公園に植えて楽しまれていますが、学名にある「Versicolor(バーシカラー)」は「様々な色」を意味しています。


 エリカ・バーシカラーの花

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