日々の花(036)(11月05日)
日々の花の第三十六回目です。本ブログには日々新たに撮影した写真の中から選定していきますが、基本的には植物全体の姿と花に近づいて花を撮影したものの二つを基本として掲載しています。
植物の判別はスマホアプリのPicture Thisによる判別機能を中心にしており、その他の判断材料については、みんなの趣味の園芸(NHK)、LOVEGREEN、庭木図鑑植木ペディアなどを主に利用しています。当該植物の様々な説明についてはWikipedia、みんなの趣味の園芸(NHK)、Picture This、LOVEGREEN、庭木図鑑植木ペディア、コトバンクなどに記載されているものを参考にして、自分なりの文章にした上で記載しています。
本日(11月05日)については、トウフジウツギ、タイワンホトトギス、ストレリチア、ジャノメクンショウギク、ペラペラヨメナを掲載します。
トウフジウツギ
トウフジウツギ(唐藤空木)はゴマノハグサ科フジウツギ属の落葉低木で、中国の江蘇省から雲南省にかけての地域ですが、広く世界各地で観賞用として栽培されています。
日本への渡来時期は不明ですが、沖縄経由で本州まで渡来したことからリュウキュウフジウツギ(琉球藤空木)という別名があり、沖縄では古くから栽培されており、野生化しています。また、木全体にサポニンなどの有毒物質を含む有毒植物です。
トウフジウツギの花
タイワンホトトギス
タイワンホトトギス(台湾杜鵑草)はユリ科ホトトギス属の多年生草本で、台湾と日本の南西諸島に分布して、森林内の水が滴るような場所に生育しています。
日本では自生地が南西諸島に限られていることから絶滅危惧1類Aに指定されていますが、その一方ではタイワンホトトギスは強健な品種であり、日本では各地で観賞用に栽培されてもいます。
タイワンホトトギスの花
ストレリチア
ストレリチア(ゴクラクチョウカ:極楽鳥花)は単子葉植物ゴクラクチョウ科ゴクラクチョウ属の多年生草本で、南アフリカが原産地で温暖な乾燥地に自生し、日本には明治初期に渡来しました。
和名のゴクラクチョウカ(極楽鳥花)はパプアニューギニアなどに生息するフウチョウ(極楽鳥)に由来しており、ストレリチアの花の部分がフウチョウの姿に似ていることから命名されています。
ストレリチアの花
ジャノメクンショウギク
ジャノメクンショウギク(蛇の目勲章菊)はキク科ガザニア属の多年生草本で、原産地は南アフリカ・ナミビアで、19世紀以降にヨーロッパで生み出された多くの園芸品種が明治末期頃に観賞用として日本に渡来しました。
名前の由来は花芯としべ(雄蕊と雌蕊)の部分の色が濃くて蛇の目に例えられ、また、勲章にも見えることから両方の名前が付けられています。
ジャノメクンショウギクの花
ペラペラヨメナ
ペラペラヨメナ(ペラペラ嫁菜)はキク科ムカシヨモギ属の多年生草本で、中央アメリカが原産地で、1950年頃に日本国内への上陸が確認されてから、現在では本州(関東地方以南)・四国・九州に帰化しています。
名前は葉が薄くて、「ヨメナ」のような花を付けることから命名されました。別名としては「ペラペラヒメジョオン」、「メキシコヒナギク」、「ゲンペイコギク(源平小菊)」などの名前があります。
「ゲンペイコギク(源平小菊)」の名は咲き始めの花色が白色で、徐々に赤みを帯びるという変化を、白い花を平家の旗、赤い花を源氏の旗に例えたものです。
ペラペラヨメナの花









