日々の花 009 (06月07日)
日々の花の第九回目です。溜っている写真の中から選定していきますが、基本的には植物全体の姿と近づいて花を撮影したものの二つを基本として掲載しています。
本日はカシワバアジサイ、タチアオイ、ブラックベリー、ナンテン、トケイソウを掲載します。
カカシワバアジサイ
カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)はアジサイ科アジサイ属の落葉低木で、原産地は北アメリカ東南部で、葉は浅く5裂する掌状葉で対生して、花は長さ15~25㎝の大きめの円錐花序を形成します。アジサイ科特有の装飾花は、4枚の萼片(がくへん)を持ち、白色または淡緑色で、装飾花は長く宿存して2~3ヵ月は観賞できるためおもに鉢花として利用されています。
拡大した花
タチアオイ
タチアオイ(立葵)はアオイ科ビロードアオイ属の植物で、別名ホリホックとも呼ばれる草花です。トルコ原産種と東ヨーロッパ原産種との交雑種とされ、品種によって一年草、二年草、多年草があります。開花期になると数十個のつぼみを穂状にトウ立ちさせ、下部から順々に花を咲かせていき、大きいものだと2mほどの大きさにもなります。
拡大した花
ブラックベリー
ブラックベリー (西洋藪苺) はバラ科キイチゴ属の一群の種または1種の低木のことを指しますが、米国中部原産の落葉半つる性植物です。開花期は5月下旬から6月で、結実するのは7月から8月上旬です。果実は生のまま食べることも出来ますが、多少酸味があることからジャムにして食べることも多いです。日本では栽培種であるセイヨウヤブイチゴがブラックベリーとして流通していると言われています。
拡大した花
ナンテン
ナンテン(南天)はメギ科ナンテン属の常緑低木で、茨城県以西の本州、四国及び九州に分布しています。赤い果実や紅葉を観賞するため、古くから庭木、盆栽、正月の床飾りなどに多用されており、江戸時代には数多くの品種が作出されました。日本以外では中国やインドに自生しています。
ナンテンは一属一種の木で、山口県萩市川上には国の天然記念物に指定されているナンテンの自生地はありますが、日本に生育しているナンテンの起源は明らかになっていません。中国中南部及びインドの暖地にあったものが薬用として持ち込まれたものが野生化したとする説や空海が唐から持ち帰ったナンテンの杖を石垣に突き刺したものが根付いたとする伝説などがあります。
拡大した花
トケイソウ
トケイソウ(時計草)はトケイソウ科トケイソウ属に分類される植物の総称のことを指しており、中央アメリカや南アメリカの熱帯・亜熱帯域が原産地で約500種ほどが分布し、主につる性の植物で、花を楽しむ種類のほか、パッションフルーツのように果物として利用される種類もあります。
和名のトケイソウは、3つに分裂した雌しべが時計の長針、短針、秒針のように見え、花びらが円形に並んで放射状に配置されて文字盤に見立てられるような特徴のある花を咲かせることに由来します。
拡大した花









