日々の花 018(07月23日)
日々の花の第十八回目です。本ブログには日々新たに撮影した写真の中から選定していきますが、基本的には植物全体の姿と花に近づいて花を撮影したものの二つを基本として掲載しています。
本日(07月日)については、ヒャクニチソウ、ヒマワリ、カンナ、ケイトウ、キバナコスモス、ポーチュラカを掲載します。
ヒャクニチソウ
ヒャクニチソウ(百日草)はジニアとも呼ばれて、キク科ヒャクニチソウ属(ジニア属)で、原産地はメキシコを中心とした南北アメリカです。
ヒャクニチソウというと、昔ながらの盆花、供花のイメージがありますが、現在ではジニアと呼ばれる矮性品種が増えており、花壇やコンテナなどに適したものがたくさん流通しています。花の名前が「百日草」というだけあって開花期間が長く、次々と咲き続けますが、日本で栽培されものは総て一年草です。
ヒャクニチソウ 花
ヒマワリ
ヒマワリ(向日葵)はキク科ヒマワリ属の一年草の植物で、原産地は北アメリカです。草丈は高さは3m位まで成長し、夏から秋に大きな黄色の花を咲かせ、種は食用や油糧となることから、広く栽培されています。
和名「向日葵」の由来は、太陽の動きにつれてその方向を追うように花が回るといわれたことからですが、この動きは生長に伴うもので、実際に太陽を追って動くのは生長が旺盛な若い時期だけです。
ヒマワリ 花
カンナ
カンナ(美人蕉、羅)はカンナ科ダンドク属(カンナ属)の球根植物で、熱帯アメリカや熱帯アジア原産です。熱帯地域の植物らしい色鮮やかな花を咲かせますが、開花時期は6月から10月と長く、高温多湿に強くて真夏の時期が最盛期となっています。
春に球根を植えれば、夏から秋にかけて独特の形をした花を咲かせます。球根で増殖するのが一般的ですが、暖地では掘り上げる必要が無くて、宿根草として扱うことができます。暖色系の花色とともに葉の色の異なったものもあり、多くの園芸品種があります。
カンナ 花
ケイトウ
ケイトウ(鶏頭、鶏冠)はヒユ科ケイトウ属(セロシア属)の一年生植物で、原産地はインドなどの熱帯アジアと推定されています。日本には奈良時代に中国を経由して渡来しており、花の色は赤や黄色を基調としていますが、橙、紫、ピンクなど様々な色の園芸品種があります。
夏から秋にかけて花穂ができますが、その形状がニワトリの鶏冠(とさか)に似ていることからケイトウという名がついています。
ケイトウ 花
キバナコスモス
キバナコスモス(黄花コスモス)はキク科コスモス属の多年草または一年草で、メキシコなどの標高1600m以下の地域が原産地で、日本には大正時代の初めに輸入された記録があります。コスモスという名が付いていますが、コスモス(オオハルシャギク)とは同属別種になって交配することはできません。現在では日本で広く園芸品種のひとつとして栽培されています。
キバナコスモス 花
ポーチュラカ
ポーチュラカはスベリヒユ科スベリヒユ属の一年草で、原産地は南北アメリカで、別名はハナスベリヒユで花が大きく花卉園芸用によく使われ、スベリヒユ属の学名に由来したポーチュラカの名が一般的に使用されています。
ポーチュラカは種子がつきにくい不稔品種が多く、さし木で増殖された苗が多く販売されています。日光を好み、日当たりの悪い場所や天候のよくない日は花が咲かずに、朝咲いた花は午後には萎れてしまう性質でしたが、最近では、夕方まで咲き続ける品種も出回るようになりました。
ポーチュラカ 花











