海岸段丘の農園日誌

湘南の海岸段丘の一角に借りている家庭菜園などで行っている色々な活動を記録しています。

日々の花 019(07月30日)

 日々の花の第十九回目です。本ブログには日々新たに撮影した写真の中から選定していきますが、基本的には植物全体の姿と花に近づいて花を撮影したものの二つを基本として掲載しています。
 本日(07月30日)については、オシロイバナ、ハマゴウ、スズメノヒエ、セイヨウキョウチクトウ、オクラを掲載します。


 オシロイバナ
 オシロイバナ(白粉花、白粧花)はオシロイバナ科オシロイバナ属の多年草で、南アメリカ原産です。日本には江戸時代始めごろに渡来して、観賞用に広く栽培されています。日本の気候が温帯であることから一年草として扱われていましたが、近年の温度上昇に伴って本来の宿根草として広く野生化しています。オシロイバナの黒い果実(種子)を割ったときに白い粉質のもの(胚乳にあたる部分)が出てきて、この粉質がおしろいの粉によく似ていることから、花の名前の由来となっています。


 オシロイバナの花


 ハマゴウ
 ハマゴウ(浜栲)はシソ科ハマゴウ属の常緑小低木で、日本全国の海岸砂地などに生育する海浜植物で、日本(北海道を除く)に加えて、東南アジア、オーストラリアにも分布しています。木全体にミントやユーカリのような香りがあり、古来からハーブのように親しまれています。葉の両面にはとも毛がありますが、特に裏面には銀白の柔らかな毛で覆われて、白っぽく見えます。この毛があることによって、ハマゴウは潮風や乾燥に耐えることが出来ています。


 ハマゴウの花


 スズメノヒエ
 スズメノヒエはイネ科スズメノヒエ属の多年生草本で、日本の在来種で、本州、四国、九州と琉球列島に分布しており、さらに中国、朝鮮、コーカサスまで分布しています。日当たりの良い少し湿った野原に生育して、何年もかけて根を強く張り、 簡単には引き抜けないほどになったりします。 かつては普通に見られましたが、 人間活動の影響でかなり少なくなっています。


 スズメノヒエの花


 セイヨウキョウチクトウ
 キョウチクトウがインド原産に対し、セイヨウキョウチクトウは地中海沿岸が原産で、日本へは明治初めに入ってきた常緑潅木です。花色は、白、ピンク、赤など豊富で、葉にも斑入りのものなどがあり観賞用として流通しています。キョウチクトウ同様、非常に危険な有毒植物で、取り扱いには十分な注意が必要です。


 セイヨウキョウチクトウの花


 オクラ
 オクラ(秋葵)はアオイ科トロロアオイ属の栽培植物、またはその食用果実のことを指します。原産地はアフリカ北東部(エチオピアが有力)で、原産地や熱帯では多年草で、繰り返し果実をつけますが、日本では越冬できないため一年草となります。角オクラは10㎝、丸オクラは15 - 20㎝位に成長した段階の若い果実を食用とし、大きくなりすぎると繊維が発達して食感が悪くなり、食品としての価値が無くなります。
 日本語名の「オクラ」は英語名である「okra」からの借用語(外来語)で、その語源はアフリカのガーナで話されるトウィ語の “nkrama” に由来しているとされています。その形状から 「Lady's finger」(婦人の指)とも呼ばれています。英語の別名では 「gumbo」(ガンボ)とも呼ばれています。


 オクラの花

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