日々の花 026(08月28日)
日々の花の第二十六回目です。本ブログには日々新たに撮影した写真の中から選定していきますが、基本的には植物全体の姿と花に近づいて花を撮影したものの二つを基本として掲載しています。
本日(08月28日)については、8月23日に鎌倉市内で撮影したヤナギバハナガサ、ペンタス、セイヨウニンジンボク、ブルーサルビア、アンゲロニア・サリカリーフォリアを掲載します。
ヤナギバハナガサ
ヤナギハナガサ(柳花笠)はクマツヅラ科クマツヅラ属の南アメリカ原産の多年草で、第二次世界大戦後、東海地方で帰化していることが分かり、現在では全国的に市街地の道ばたなどに見られるようになっていますが、観賞用にもよく栽培されています。
葉がヤナギの葉のように細いことからヤナギバハナガサという名がつけられています。また、草丈が高くて「三尺バーベナ」という別名がつけられていますが、三尺よりはるかに大きくなります。
ヤナギバハナガサの花
ペンタス
ペンタスは原産地が熱帯東アフリカからイエメンにかけて分布するアカネ科クササンタンカ(ペンタス)属の常緑低木で、同じ科に属するサンタンカの花と姿が似ていることから、和名をクササンタンカ(草山丹花)と言います。
暑さに強く、開花期間が春から秋まで長いですが、過湿には弱く、耐寒性は低く、越冬するためには摂氏5度以上の気温が必要になります。
ペンタスの花
セイヨウニンジンボク
セイヨウニンジンボク(西洋人参木)は原産地が南ヨーロッパから中央アジアのシソ科(旧分類ではクマツヅラ科)ハマゴウ属の落葉低木です。日本には明治時代に渡来しており、葉がチョウセンニンジンに似ていることからニンジンボク、さらに原産地の名前を冠してこの名になっています。
ヨーロッパでは古くからハーブとして用いられており、さらに、見た目や風味が似ていることからコショウの代わりとしても使用されていました。
セイヨウニンジンボクの花
ブルーサルビア
ブルーサルビア(化粧サルビア、サルビア・ファリナセア)は北米原産のシソ科アキギリ(サルビア)属の 多年草です。日本には昭和初期に渡来しており、耐寒性が低く冬の寒さで枯れてしまうことが多いため、春まき一年草として扱うのが一般的になっています。さらに、開花期間が6月から11月と長いことから夏の花壇に欠かせないものとなっています。
ブルーサルビアの花
アンゲロニア・サリカリーフォリア
アンゲロニア・サリカリーフォリアは中央アメリカから南アメリカの熱帯・亜熱帯地域が原産地のオオバコ(ゴマノハグサ)科アンゲロニア属の多年草です。
最近新たに導入された植物で、日本では戸外で冬越しが難しいので、一年草として扱われています。暑さと強い日ざしによく耐えますが、一方では半日陰でも育ちます。花をよく見ると、がい骨が口をあけたような姿に見えます。
アンゲロニア・サリーカリーフォリアの花









