海岸段丘の農園日誌

湘南の海岸段丘の一角に借りている家庭菜園などで行っている色々な活動を記録しています。

日々の花 015 (07月08日)

 日々の花の第十五回目です。本ブログには日々新たに撮影した写真の中から選定していきますが、基本的には植物全体の姿と花に近づいて花を撮影したものの二つを基本として掲載しています。
 本日(07月08日)については、タイム(コモンタイム)、ブルーサルビア、イソトマ、ホンアマリリス、ビロードモウズイカ(イワタバコ)を掲載します。


 タイム(コモンタイム)
 タイム(コモンタイム)と言えば一般的にはタチジャコウソウ(立麝香草)のことを指しており、タイム(コモンタイム)はシソ科イブキジャコウソウ属の多年生植物で、地中海沿岸が原産です。水はけが良く日光の多い場所が生育に適しており、立性で、10~40㎝ほどの低い茂みになり、葉は灰緑色で小さく、晩春から初夏にかけて、淡桃色の小花を群がって咲かせます。
 株全体に芳香があり、葉をオリーブオイルに入れたり、魚料理や肉料理と一緒に煮込んだりして利用されるハーブ、香辛料としてよく知られており、温かみある強い芳香を持っています。


 タイム(コモンタイム)の花


 ブルーサルビア
 ブルーサルビアはシソ科サルビア属の半耐寒性の多年草(日本では一年草扱い)で、原産地が米国の南西部からメキシコで、わが国には昭和時代の初めに渡来しました。初夏に種を播いて育苗すると、高さは60センチほどになり、夏から晩秋にかけて長く咲きます。暑さには強いですが、寒さには弱いので、日本の寒い冬を乗り越えられずに冬前には枯れてしまいます。寿命は半年くらいで、ライフサイクルの短い植物といえます。


 ブルーサルビアの花


 イソトマ
 イソトマはキキョウ科イソトマ属の半耐寒性の多年草で、オーストラリア原産で、別名はローレンティアとなっています。花期は5〜11月頃で、有毒植物で液汁が目に入ると失明すると言われており、花言葉も「猛毒」となっています。


 イソトマの花


 ホンアマリリス
 ホンアマリリスはヒガンバナ科アマリリス属の多年生の球根植物で、南アフリカ原産のホンアマリリス(別名アマリリス・ベラドンナ、ベラドンナ・リリー、ネイキッド・レディー)とアマリリス・パラディシコラの2種だけです。ホンアマリリスは日本には明治時代末期に渡来しています。
 一方、日本国内で一般にアマリリスとして球根として販売されているヒガンバナ科ヒッペアストルム属は中南米原産で、江戸時代末期に渡来しています。


 ホンアマリリスの花


 ビロードモウズイカ
 ビロードモウズイカはゴマノハグサ科モウズイカ属の2年生の双子葉植物で、ヨーロッパ、北アフリカ等を原産地としていますが、アメリカとオーストラリア、日本にも帰化植物として生育しています。
 ビロードモウズイカは大きな葉のロゼットから伸長した長い花穂に黄色い小花を密集し、高さが2m以上にもなる毛が多い二年生植物です。


 ビロードモウズイカ(イワタバコ)の花

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