日々の花 016(07月12日)
日々の花の第十六回目です。本ブログには日々新たに撮影した写真の中から選定していきますが、基本的には植物全体の姿と花に近づいて花を撮影したものの二つを基本として掲載しています。
本日(07月12日)については、マサキ、コムラサキ、ノブドウ、ヒルガオ、ヤブカラシを掲載します。
マサキ
マサキ(柾、正木)は、ニシキギ科ニシキギ属の常緑低木で、中国、朝鮮半島、日本に分布し、日本では北海道南部、本州、四国、九州、沖縄諸島、小笠原諸島に分布しています。
海岸近くの暖地林に生育しており、刈り込みに強く、密生することから、庭木、生け垣などにもよく利用されています。
マサキの花
コムラサキ
コムラサキ(小紫)はシソ科ムラサキシキブ属の落葉低木で、本州(福島県以南)、四国、九州、沖縄、朝鮮半島、中国、台湾に分布しています。自生地はやや湿気の多い場所ですが、庭木として幅広く植栽されています。
同属のムラサキシキブとともに平安時代の作家、紫式部にちなんで名付けられました。コムラサキは樹高が1.5m程度に収まる低木ですが、一般的には誤ってコムラサキをムラサキシキブと呼んでいることがしばしばあります。
コムラサキの花
ノブドウ
ノブドウ(野葡萄)はブドウ科ノブドウ属に属するつる性落葉低木で、藪の中に多く見られ、都市でも空地などにも見られます。日本全国の他、東アジア一帯に分布しており、アメリカにも帰化しています。
ノブドウの花
ヒルガオ
ヒルガオ(昼顔)はヒルガオ科ヒルガオ属のつる性植物で、夏にアサガオに似た桃色の花を咲かせ、昼になっても花が萎まないことから名付けられています。日本原産の在来種で、北海道から九州までの日本全国に分布し、朝鮮半島、中国に分布しています。
日当たり良い野原、道端、河川敷、土手、荒れ地、畑、垣根など各地に生育し、つるを伸ばしながら他のものに巻き付いて生育しています。地下茎で増殖する多年草で、地上部は毎年枯れますが、白い根茎が地中を走って増殖しています。
ヒルガオの花
ヤブカラシ
ヤブカラシ(藪枯らし)はブドウ科ヤブカラシ属のつる性の多年生植物で、別名ビンボウカズラ、ヤブタオシともよばれます。つるを伸ばして他の植物に絡みつき、薮を覆って木を枯らしてしまうほどの生育の旺盛さがあるのでこの名となっています。
日本の他東アジアから東南アジアにかけて、日本国内では北海道西南部から南西諸島までの低地から低山に分布し、道端、空き地、雑木林の林縁、荒れ地、土手、畑などに生育しています。つる性の多年草で、地下に太い根茎があり、ひも状に盛んに地中を這い、地下茎を伸ばした所から芽を出し、巻きひげで絡みつきながらつるを伸ばして育っています。
ヤブカラシの花









