日々の花(037)(11月14日)
日々の花の第三十七回目です。本ブログには日々新たに撮影した写真の中から選定していきますが、基本的には植物全体の姿と花に近づいて花を撮影したものの二つを基本として掲載しています。
植物の判別はスマホアプリのPicture Thisによる判別機能を中心にしており、その他の判断材料については、みんなの趣味の園芸(NHK)、LOVEGREEN、庭木図鑑植木ペディアなどを主に利用しています。当該植物の様々な説明についてはWikipedia、みんなの趣味の園芸(NHK)、Picture This、LOVEGREEN、庭木図鑑植木ペディア、コトバンクなどに記載されているものを参考にして、自分なりの文章にした上で記載しています。
本日(11月日)については、パパイヤ、ツルソバ、オッタチカタバミ、オステオスペルマム・フルティコサム、アンゲロニア・サリカリーフォリアを掲載します。
パパイヤ
パパイヤ(蕃瓜樹、万寿果)はパパイヤ科パパイヤ属の草本性の常緑小高木で、メキシコ南部から西インド諸島が原産地で、16世紀初めにヨーロッパ人に発見され、現在では多くの熱帯諸国で果樹として栽培されています。別名「チチウリ(乳瓜)」、「モッカ/モクカ(木瓜)」などと呼ばれることもあります。園芸学会での正式呼称は「パパイア」ですが、農業界では「パパイヤ」を正式呼称としています。
熱帯果樹で、食用になる果実は500gから1㎏ほどあり、熟すとやわらかく多汁で甘く、果肉は黄肉種が多いが赤肉種もあります。
2012年頃から日本本土での野菜(青パパイヤ)としての栽培が活発に行われ始めましたが、その理由は「獣害による被害が無い」「目立った病害虫が無い」などの栽培の容易さと青パパイヤの果実に含まれる酵素成分に注目が集まったからです。
パパイヤの花
ツルソバ
ツルソバ蔓蕎麦)はタデ科イヌタデ属のつる性多年生草本で、分布域はヒマラヤ以東のインド、マレー半島、中国、朝鮮半島南部から日本にかけて分布しており、日本では本州の関東~近畿地方・伊豆七島・四国・九州・沖縄の暖地の海岸に生育しています。
和名についているのソバは、花がソバに似ており、果実がソバと同じように黒色の3稜形であることに由来しています。
ツルソバの花
オッタチカタバミ
オッタチカタバミ(おっ立ち片喰)はカタバミ科カタバミ属の多年生草本で、北アメリカ原産で、1962年に京都府精華町で見い出され、第2次世界対戦後に駐留アメリカ軍の荷物について侵入したものと考えられています。急速に分布を広げて帰化植物になって現在では本州・四国・九州の各地で見られます。
在来種のカタバミは太い直根を持ち、茎が地表を這って広がるのに対し、本種オッタチカタバミは直根を持たず、地中の地下茎が水平に伸びて、そこから地上茎が立ち上がりますが、このことが和名の由来になっています。
オッタチカタバミの花
オステオスペルマム・フルティコサム
オステオスペルマム・フルティコサムはキク科オステオスペルマム属の多年生草本で、原産地は南アフリカのケープ地方で、最近になって日本には園芸種として持ち込まれたと言われています。別名はアフリカン・デージー、アフリカン・キンセンカと呼ばれています。
オステオスペルマム・フルティコサムの花
アンゲロニア・サリカリーフォリア
アンゲロニア・サリカリーフォリア(ヤナギバアンゲロンソウ)はオオバコ科アンゲロニア属の多年生草本で、メキシコからブラジル、西インド諸島の熱帯地域が原産地です。日本のほとんどの地域で屋外で冬を越すことが出来ないことから一年草の園芸品種として扱われています。さらに、エンジェルラベンダーと呼ばれる別名で流通していますが、ラベンダーの仲間ではありません。
アンゲロニア・サリカリーフォリアの花









